デザイン思考の共感ポイント

 デザイン思考で自分が一番共感するポイント、考え方として取り入れたい点は、最初のステップ Empathize です。正直、これがなければ新しい商品・サービスの開発は出来ないと思っています。敢えて言うまでもないかもしれませんが、既存製品の改善にも非常に役立つポイントです。
 ちなみに以下が Stanford の dschool でのデザイン思考の5つのステップです。これらはリニアではなく行ったり来たりしながら進むものですが、最初のステップ Empathize はほぼ決まっています。最初に共感ありきです。

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 一般社団法人デザイン思考研究所が提供している イノベーションを起こすための3ステップ・ツールキット でも人間中心主義を前面に押出し、豊富な写真で共感を呼び起こしています。
 「共感って大事だよね!」ここに反論する人は少ないと思いますが、「改めて共感って何?」と問われるとスッキリしない所もあるのではないでしょうか。共感(エンパシー)と同感(シンパシー)の違いで整理してみましょう。

 

エンパシーとシンパシー.png

 

 皆さんはエンパシー、シンパシーどちらを感じる場面が多いですか?

 

 個々人の経験により変わりますが、その時に置かれている状況も影響します。商品・サービス開発の文脈で考えてみましょう。既存ビジネス、自分が長くいる業界であれば、ユーザーの声に触れる機会も多く、自分で自社品を試してみたりと、共通体験でシンパシーによる共感が出来ます。しかし、新規ビジネス、新しい業界への参入の場合は、先ずはユーザーの困りごと・やりたい事を想像してみるしかありません。ここでは相手の立場に自分を置いて想像を巡らす力、エンパシーが必須になります。

 そのためにはどうすれば良いか?一番はユーザーが置かれた状況を体験してみる事です。そこで自分の中に沸き上がってくる思いに耳を傾ける事です。
 自分自信が体験して気付いた情報(1次情報)は、Googleで検索しても出てこない情報です。何より自分が直接体験した事は説得力を持って他人に語れます。新規事業開発のテーマを探す際には、この1次情報がとても重要です。ここからユーザーへのインサイトを深めて行く事で、ユーザーが本質的に解決したい事・やりたい事を浮き彫りにして行きます。更にはユーザーが今の状況において新たな解決策を得られない障害が何かを見極めて行きます。ここまで来ると、新たな商品・サービスにつながる課題が明確化されていきます。

 

 この体験から課題の明確化までを“体験”できるセミナーを開催します。人数を絞って、全員が体験する事を重視しています。この機会に是非、ご体験ください。詳細は以下になります。

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Written by Tatsuya Yamada on 2014-08-04