新規事業は誰が向いている?の画像

「INOVATA会議 #3」開催レポート

こんにちは!INDEE Japanの橋本です!

10月15日、東京都内で開催した「INOVATA会議」の様子をお届けします。当日はインフラ・産業機器・医療機器・医療製品・人材サービスなど、さまざまな業界から参加者が集まりました!今回は一段とアットホームな開催でしたね~(^^♪

■ 新規事業は誰が向いてる?

今回のテーマは「新規事業は誰が向いてる?こんな人はどうする?」です。イベントコンテンツとして、INDEE Japanの星野さんから、グローバルスタンダードの 「THE INNOVATOR‘S DNA」に基づくイノベーター特性についても解説いただきました。参加者はそれぞれ、「今日ここで知りたいこと」「自社の悩み」などを持って参加しており、終始活発な意見交換が行われました。

当日の進行はこんな感じ

  1. 自己紹介
    • 自身の活動内容
    • 新規事業担当者の選び方・施策について
    • 今日この場で得たいこと
  2. イノベーター特性についての勉強会
  3. 交流会

最後は自然と〇・・・? では見ていきましょう~!

■ 自己紹介で出た話題

最初の自己紹介では自身の活動に加え、「新規事業担当者に向いている人は?」「新規事業の人材育成についての施策は?」についてそれぞれの立場で意見が出ました。

• 保守的ではなく、革新的でチャレンジできる人
• やる気があればチャンスを掴める社内公募制度の活用(手上げ制)
• 自分に合うやり方を探す。合わなければ違うやり方を試す。これを繰り返す。
• 外部から人材を引き入れる

ちょっとした施策や工夫から、人材育成の考え方、新規事業に着手し始めたばかりで模索中といったリアルな実態まで幅広く話題になりました。

■ イノベーターってどんな人?

ここからは、星野さんの講座で イノベーターの特性 について学びました。

  • イノベーターか否かは先天的?
  • 役職が上がるほどイノベーター度は下がる?
  • イノベーターが集まると事業開発はうまくいく?

そんな問いかけから始まったこの勉強会。

イノベーターに共通する「発見力」とは?
破壊的イノベーション」の提唱者であるクレイトン・クリステンセン教授と、ジェフリー・ダイアー、ハル・グレガーセンによる研究では、世界のトップイノベーターたち(スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾスなど)が共通して持つ能力として、“発見力” を明らかにしています。彼ら数百人の行動を調査した結果、創造性は「天才的なひらめき」ではなく、特定の行動習慣を繰り返すことで身につくスキル であると示しています。

つまり、優れたイノベーターとは、生まれ持った才能ではなく「行動の積み重ねで創造性を磨いた人」で、 “新たなチャンスを見つけ出す力=発見力” のスキルを持っている人なのです。

発見力は次の5つのスキルから構成されています。

  1. 質問力 – 現状に「なぜ?」と問い続け、前提を疑う力
  2. 観察力 – ユーザーや現場を細かく観察し、気づきを得る
  3. ネットワーク力 – 自分とは異なる視点を持つ人から学ぶ
  4. 実験力 – 小さく試し、失敗を恐れず仮説検証を繰り返す力
  5. 関連づけ思考 – 異なる分野の知識や経験をつなぎ合わせる力

トップイノベーターの名前を聞くと遠い存在に感じるかもしれませんが、「発見力」は後天的に伸ばせるスキル。だからこそ、誰もが訓練次第でイノベーター的な思考を身につけられるのです。そして重要なのは、イノベーターだけでも実行力の高い人だけでもチームは回らないということ。発見力と実行力、それぞれの強みを持つ人が混ざり合うことで、はじめて組織の中に本物のイノベーションが生まれるのです。

(レポートでは多くは語れないのですが、当日だとより詳しくインタラクティブに学べます☆)

■交流会の様子

「そもそも新規事業どうやって進めている?」「社内で関係する人とどうやってやり取りしている?」「既存技術を応用した事業と、まったく新しい事業、どっちが良いか?」など参加者同士で、テーマ以外の話も深く議論。メンターの星野さんも会話に入り、現場での悩みや相談へアドバイスをされていました。

気づけば、皆さん自然と車座になってディスカッション。

「ストーリーが大事。ニーズだけでは弱い」
「ユーザーの状況や課題の解像度を高めることが重要」
「あの時のピッチ、自分では顧客のニーズをとらえていると思っていたが、ストーリーが足りなかったと感じた」

…など、皆さん自身の経験を振り返りながら具体的な話が飛び交いました。参加者からは「話しやすい人数と雰囲気で、普段は聞けない話も踏み込んでできた」という感想も。

実は、開催人数や進行にもこだわっていて、定員が多くなりすぎると挨拶だけで終わってしまうため、一人ひとりがちょっとした雑談から深い話までできるように企画しています。皆さまが貴重な時間を割いて参加してくださっているからこそ、何か一つでも“明日につながるヒント”を持ち帰ってもらえるよう、皆さんの反応やご意見を伺いながら、運営メンバー一同、心を込めて企画しています。

次回もさらにパワーアップしたINOVATA会議をぜひ楽しみにしていてください✨

■次回

12月9日(火)に《INOVATA会議 忘年会スペシャル》を開催します!
テーマは「新規事業アイデアの量と質を高めるための取り組みについて語ろう」です。今回はゲストスピーカーに株式会社SCREENホールディングス 新規事業開発担当の村田様をお招きし、実際の取り組みや施策についてお伺いします。忘年会スペシャルということでお酒も交えながら交流時間を増やしています♪
お待ちしてますよ~!

⇒詳しくはこちら


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