スパイラルアップの魔法

Happy Merry Christmas !!

クリスマスは家族・恋人・友達と楽しく過ごすイベントという色が強いですが、1年の振返りのタイミングとしてもピッタリです。大晦日でバタバタする前に、少し1年を振返ってみましょう。この1年でどの位の階段を登ったでしょうか?今回は螺旋階段を登る、スパイラルアップの魔法をお伝えします。

物事はスパイラルアップで進化して行く。そう感じた事はありませんか?「同じ様な事が繰り返されている。でも、何処かが少し違っている。進化している。」という感じです。先ずはこのスパイラルアップの進化のモデルから説明します。
例えば、物の売買で考えてみましょう。昔は市場に買い物に行きました。そこには生産者と消費者が集まっていて直接交渉していました。卸と小売りが一体になっていた時代です。その内、小売業が発達してきました。更に何でも手に入る大規模ショップが出来てきました。わざわざ市場をに行かなくても、肉、魚、野菜と複数を回らなくても、一カ所で全てがそろう様になりました。
でも、こうなると自分が本当に欲しい物が手に入っていないかもしれません。小売業のお勧めを信用するしかありません。市場に行かなくても直接物を買いたい。インターネットが普及してきました。ネット上で商取引できるインフラも整ってきました。物流は小売業の発展とともに既に整備されていました。市場に行かなくても生産者と直接交渉出来る場が出来上がりました。市場の回帰とも言えますが、同じではありません。全く新しいタイプのNEO市場です。こうして私たちの選択肢は増えました。視界は広がりました。
でも、やはり直接交渉でない不安は残ります。生産者と直接と言っても、会った事はありません。だったら、直接話せる小売店の店長さんから買いたい!また小売り経由に変化していきました。でも、以前とは違います。生産者が分かる様になり、小売店は生産者の代弁者になりました。物の流通だけではなく、人との繋がりや信頼も流通する様になりました。物流×人流×信頼流です。きっとこれからも流通するものは増えて行くでしょう。こうして私たちの視界に入る物事が増えて行きます。

人の成長も同じ様なものではないでしょうか。実は、物事のスパイラルアップの進化の様に決まった法則があります。その時々で主役となるイベントは異なりますが、同じ様な要素が繰り返し現れて、一つの流れの中で成長して行く。それは全ての人に共通のものではないかもしれません。生まれ持った個性や育ってきた環境、置かれた環境で変わってくるものです。ただ、自己認識としてこの法則、自分のパターンを理解する事が出来れば、自分を進化させる魔法にする事が出来ます。

このパターンは、今までの自分の歴史を振返る事で見つけられます。自分が成長した瞬間を棚卸ししてください。そこで何がその活力になったのかを考えてみましょう。活力になったのは、置かれた状況(超えなければ行けないハードル)かもしれません。ヒリヒリする危機感やワクワクする楽しさかもしれません。

子供の頃、思春期、社会人になりたての頃、ある程度自信が付いてから、記憶の無い赤ちゃんの頃の行動を両親に聞いてみるのも良いかもしれません。そこから見えてくる自分の成功体験、失敗体験から見えてくるパターンを見つけましょう。

  1. 自分の何が成長へのきっかけになっているか?
  2. 失敗する時のパターン・その予兆に共通点が無いか?
  3. 自分の進む道を決めている選択基準は何か?

スパイラルアップ(好楽絶望内省)1.png

上のモデルは人材育成に関わるベテラントレーナーの皆さんとの議論で出てきたモデルです。上から見た時のステップは4つあります。

  1. 好奇心が高まり、そこから行動が生まれる
  2. 好きを楽しむ、好きが活力の源になる
  3. 絶望を味わう、好きだけではやっていけない時が必ず来る
  4. 一人で内省する

きっかけは好奇心です。いろんな事に興味を持つ事はとても大事です。そのために出来るだけ自分のアンテナを高く広げましょう。そして、知りたい・やってみたいと思う事があったら先ず飛び込む事です。そこで、本当に好きだと感じたら、どんどん楽しみましょう。楽しいと感じ続けられる事が出来れば、それが継続への原動力になります。そして、次のステップが絶望を味わうです。(これは少しシニカルな表現かもしれませんが、ベ・テ・ラ・ンの集まりの場での意見という事でご容赦ください)好きなだけではやっていけないと思う場面があることで、次のステップが見えてきます。新たな選択肢を探すかもしれません。やっぱり同じ道を進もうと思うかもしれません。いずれにせよ大事なのは次のステップの内省です。このステップが次の一周への踊り場になります。ここでの内省が階段から転がり落ちないための備えになります。少し休んで周りを見渡せば自分の視界が変わっている事に気付くはずです。

新たな視界1.png

日々ジタバタしていて、何も良くならないやと思っていても、頑張って逃げずに向かい合っていれば、いつかみた風景を違う視座から見ている自分に気付く。昔はどうにもできなかった事態にスムーズに対応出来ている自分に気付く。上からみたらジタバタしてるだけでも、横から見たら少しずつ登っている。こうして人は成長していく。

迷った時に立ち止まる事も必要ですが、自分のモデルの中にいる事を確認したら、後はがむしゃらに進みましょう。もちろん、誰かに頼ったり、仲間と頑張るのもありです。それがあなたの成長モデルに組み込まれてさえいれば、どんどん活用しましょう。

分かれ道1.png

誰でもスパイラルアップの階段を登る事は出来ますが、最初の選択肢が重要です。

選択肢に迷ったら成長する方、学習出来る方を選びましょう。
そうやって少しずつでも登って行けば、
いつか魔法にかかったかの様に新しい世界が見えてきます。

良い年を!!

Written by Tatsuya Yamada on 2013-12-23