「アイデアが出ない」という悩みを聞くことがあります。
よくあります。
新しいアイデアをどんなに考えても出ないというのです。
たぶんそういう人は、アイデアというのは「考えて」「思いつく」もの
だと勘違いしているのではないでしょうか。
しかし、アイデアというのは「考えて」「思いつく」というより、むしろ「発見する」ものなのではないかと思っています。
例えば、もっと魅力的なスマホのアイデアを求めているとすると、ランダムに魅力のありそうなことを「考えて」「思いつく」と、色を変える、大きさを変える、形を変える、軽くする…そういうアイデアが出ると思います。
しかし、これではキリもないし、「もっと魅力的なスマホ」という目的が果たせるかどうか、不明なものばかりになってしまいそうです。
代わりに、次のような問いを立ててみませんか?
「今のスマホの何が魅力的ではないのか?」
「魅力のある商品には何があるだろう?」
すると、それを探す努力は結果がでます。もっと魅力的なスマホと比べたり、人に尋ねたり、魅力的な他の商品にも目が行ったり、自分の脳内にない情報が入ってきます。
会議室で、デスクでいくら考えても出てくるわけがありません。
発見、それこそが新しい「発想」です。