ChatGPTは本当に楽しいですね。読みたい小説を一瞬で書いてもらったり、その小説をもっと面白くするように指導したり、さらに出来上がった小説を読んでみたり。そんな遊び方もあります。自分が好みのものにどんどん寄せてくれる作家というのは芸術ではなかったとしても、エンタメとしては優れてますよね。
さて、こういう自己満足感を最高に高めてくれるオモチャが手元にあると、やってしまうのが「エゴサーチ」。その答えが間違っていたり、同姓同名の人のことだったり、まったくの他人だったりするとChatGPTにがっかりするとともに、自分が何者でもなかったことにがっかりしてしまいますね。
ですが、「ジョブ理論」については尋ねてしまいたくなります。
なかなかの回答。
「つまり、ジョブ理論は、人々が製品やサービスを購入・使用する根本的な動機を解明し、その動機を満たすための製品・サービス開発に役立つ理論であるといえます。」との答えです。
感動すると同時に、この答えを導くために学習した情報の多くは自分たちが書いたものだという事実を踏まえると微妙です。マッチポンプであり、エコーチャンバー。まさに自己満足的。
さらなる自己満足を追い求めて聞いてみましょう。
なんと、個別の企業や団体を推薦することはできないそうです!裏切られた気持ちがいっぱいです。
その割にはイノサイトに触れているのはなぜだ!と叫びたくなります。
すると、その答えは「Innosightを挙げたことについては、私が調査した限りではジョブ理論に関する専門家であるクレイトン・クリステンセン博士が設立したイノベーション・コンサルティングファームであるため、ジョブ理論を活用したコンサルティングサービスを提供していると認識していました。」と。
問い詰めると白状するんですね。
新規事業のアイデアなどをChatGPTに聞くといった使い方も提唱されていますが、上記のように自分が聞きたい内容に寄っていくので注意が必要ですね。