変えられるもの 変えられないもの Innovation for Life vol.6

Written by 津嶋 辰郎 on 2020-08-03

 

前回は我々が幸せな未来を実現するためには、イノベーションの理論を活用して”行動や選択”を変えていくという話をしました。しかし、実際に未来を考える時、どれぐらい方が日々の行動と選択との繋がりを考えているでしょうか?

今回のinnovation for lifeのテーマは、なぜ行動や選択に注目する背景として、変えられるもの、変えられないものについてお話してみたいと思います。

 

Innovation for Life vol.6 変えられるもの、変えられないもの

不確実性が益々高まる現代社会において、幸せな人生をおくるために大切なことを考える問いを発信することでみなさまとご一緒により良い未来そして社会を創っていくチャンネル Innovation for Life・・・第6話のテーマは変えられるもの、変えられないもの・・・幸せな未来のために今すぐに取り組むためのシンプルな世…

あなたが望む未来を実現するために、今の生活の中であなた自身の判断で変えられることななんでしょうか?

人生を変えるための3つとして、住む場所、付き合う人、時間の使い方を変えるという言葉も考える切っ掛けにしていただければと思います。


次回からさらに深めて行きたいと思います。

Democratizingとは? 破壊的イノベーションの新しい呼び名

Written by 津田 真吾 on 2020-07-27

海外スタートアップのピッチを聞いてると、“Democratizing”(デモクラタイジング)ということをしきりに言っています。

これは直訳すると「民主化」ということなんですが、民主主義を勝ち取ったわけでもなく、普段はあまり民主主義を意識しない日本人には感覚が分かりにくいかもしれません。

そもそも、一部の君主(=王様)や貴族から国を奪還?奪取?して市民たちのものにしたのが民主主義の発端だったということを考えると、ビジネスにおける民主化というのは「一部の限られた人たちにしかできなかったことを、多くの人に届ける」ことだと捉えるとわかりやすいです。しかも、これは言い方を変えた「破壊的イノベーション」そのものです。その理由は後述しますが、「特権階級にしか許されなかったことを、一般市民にも可能にする」というのは最高でしかありません。いくつか例を挙げていきたいと思います。


焼き肉

例えば、皆さん焼き肉好きですよね?これは韓国の宮廷料理です。牛肉が大量に作られるようになり、レシピが普及し、韓国に行かなくても、貴族でなくても、多くの人が食べられるようになりました。民間の焼き肉屋さんは、宮廷料理の民主化の一例です。


ブロックチェーン

ビットコインなどの仮想通貨は「貨幣の民主化」への期待が寄せられています。現在、多くの企業や人は円やドルなどの政府発行の通貨を信用しています。この「信用」を通貨の本質歳、通貨コントロールを各国政府の特権ではなく、多くの人の相互のチェックによって「信用」を構築しようとするのが暗号通貨です。通貨発行の民主化を可能にしているのがブロックチェーン技術ということで、関心を集めています。


Twitter、Youtube

一部の権力者にしか許されなかった「大衆に意見を言う」ことを可能にしたTwitter(や、こういうブログサービス)もメディアのDemocratizationといわれますね。


マネーフォワード

会計士や税理士を雇いたいけれど、お金が無い人にはマネーフォワードは救い主です。すでにインターネットによる無料の情報によって、法律の知識は一般市民にも手に入りやすくなりました。わざわざ法律の学校に行かなくても、ネットには多くの記事が公開されていて(もちろん嘘もありますが)、以前なら専門家に頼まざるを得ないシチュエーションにおいても、特別な費用をかけることなく知識を入手することが出来るようになりました。マネーフォワードは、知識だけでなく会計や簿記の作業を単純化し、資格を持たない多くの人にとってハードルを下げたサービスと言えます。


Instagram

どうせなら撮られるなら綺麗なポートレートを撮って欲しいですよね?昔は宮廷画家に頼んで、絵を描いてもらう必要がありました。カメラが発明されてもなお、プロのカメラマンを雇う必要があったり、写真館に行かないと記念写真が撮れませんでした。今では誰もが綺麗な写真をスマホで撮ることができます。さらにInstagramを使えば色々なテイストで撮ることもできるようになりましたね。


MENOU

最後にご紹介したい例は、MENOUです。ディープラーニング技術を用いた目視検査サービスを提供しているのですが、大きな特徴は「精度の高いAI検査」を民主化している点です。特別なAIの知識やプログラミング技術を持たなくても、不良品と良品をシステムに教えるだけで、判断の仕方をAIが学び、同じ判断を繰り返すことができるソフトウェアを提供しています。機械学習エンジニアや画像処理技術者が不在の企業にとって、煩雑でコストのかかる目視検査を自動化することが可能になりました。


さまざまな例を見てきましたが、Democratizingという視点は新しい事業のタネになりそうなことを分かって頂けたでしょうか?それまで見過ごされていたローエンドの顧客や、未解決のジョブを持つ顧客を対象にした破壊的イノベーションとほぼ同義であることもご理解頂けたと思います。

既存の「貴族」に囚われず、「庶民」へと視野を広げ、より多くの人のジョブを片づけるサービスや製品がもっと登場することを期待しています。

人生のイノベーション Innovation for Life vol.5

Written by 津嶋 辰郎 on 2020-07-27

 

このInnovation for Lifeは我々一人一人の人生のイノベーションがテーマですので、世界を一緒に変えましょうというメッセージをお伝えするつもりはありません。

しかし、別の言い方をするとダーウィンの名言にもあるように、変化しつづけた生物が生き残ってきたということは、変化するという選択をすることが我々が幸せに生きるためには大切なことだと言い換えることができますし、イノベーションという言葉も決して無関係ではないということも感じて頂けると思います。

今回のinnovation for lifeのテーマは人生のイノベーション。我々の人生がどのようにイノベーションと繋がるか?について取り上げたいと思います。

 

Innovation for Life vol.5 人生のイノベーション

不確実性が益々高まる現代社会において、幸せな人生をおくるために大切なことを考える問いを発信することでみなさまとご一緒により良い未来そして社会を創っていくチャンネル Innovation for Life・・・第5話のテーマは人生のイノベーション ※紹介している書籍はこちら イノベーションオブライフ https:/…

 

あなたの人生を評価するものさしは何でしょうか?

ただ漠然と幸せを求めていては、いつまでたっても幸せに近づきません。自分が何を大切にしたいか?を具体的にすることが重要です。
次回以降はこのテーマについてさらに深めて行きたいと思います。

創造と破壊 Innovation for Life vol.4

Written by 津嶋 辰郎 on 2020-07-20

栄枯盛衰をテーマに常に変わらないモノはない、変化しつづける事が自然の摂理ということをお話しました。しかし、残念ながら我々は変化を嫌ったり、不確実や不透明なことを不安に思うのが本能のようです。

今回のinnovation for lifeのテーマは創造と破壊。我々一人一人が持つ創造力を活用するために不可欠な変化の捉え方について取り上げたいと思います。

 

Innovation for Life vol.4 創造と破壊

不確実性が益々高まる現代社会において、幸せな人生をおくるために大切なことを考える問いを発信することでみなさまとご一緒により良い未来そして社会を創っていくチャンネル Innovation for Life・・・第四話のテーマは創造と破壊 ようやく当初予定の5分という枠に近づいてきました・・・(^^ゞ ※連動している…

 

世の中の変化は人の創造力によって起こされています。今な身近な不満は、我々一人一人が理想の形に作り変えていけば良いのです。

あなたが描く幸せな人生にとって、今必要なイノベーションはなんでしょうか?

一歩一歩は小さくてもいいんです。創造するという立場からみる、変化していく世界はきっとワクワクするものになるはずです。

オンラインもオフラインも超越するリーダーシップ

Written by 星野 雄一 on 2020-07-17

緊急事態宣言が明け、第2波と呼ばれる状況になっている。COVID-19との付き合いはまだまだ続きそうだ。そのような中、この数ヶ月ほとんどの時間をオンラインで過ごしながら感じることがあった。

 

これを3つのポイントで共有してみたい。

 

「リモートワークになって仕事が効率的になった」という声はよく耳にするし、リモートワークに抵抗があった管理職の方々も「意外と便利」という声もある。

 

これはその通りであろう。移動時間はなくなるし、会議は簡潔になりがちだし、各種ツールを使えば情報のシェアも簡便だ。いわゆる成果物を作ったり、報告をしたりするような仕事、目的を持った情報の提供ややりとりにおいては生産性が高い。

 

一方で「会社の文化が失われるように感じる」「社員同士の関係が希薄になる」と言われる方もいる。

これもその通りであろう。善い行動の共有や相互理解という文脈においては、リモートワークはやりづらさを感じる。どんなに頻度よくオンライン会議をやっていても、”モニターの向こう側”で起きている感覚を拭えないし、社内で座っていて自然と見聞きするような行動や言葉はリモートワークだと入ってきづらい。リモートワークになって便利、このままが良いと言う社員が多い組織は、社内の人間関係がもともと希薄だという指標にもなるのではないだろうか。厳しい言い方をすれば経営・管理職はリモートワーク反対と言って出勤型に戻しても、抜本的な手立てを打たない限り目的は達成されない。

 

ただ一つ、オンラインでもオフラインでも関係ないものがあると感じる。それは美しき行動・所作・考えを持つ人との心地よさである。そのような美しさの感覚が合う人とは、出会いの場がオンラインでもオフラインでも同じようにシンクロする感覚を持つのである。オンラインで出会ってそのまま仕事をしていても何の違和感もなく、アウトプットも出し、深い相互理解を育みながら進められる。

オンライン中心の数ヶ月はこのような示唆を与えてくれた。

 

アウトプットは仕事が与えてくれる、善き行動は組織やコミュニティが与えてくれる、ただ美しさは主観であり誰も与えてくれず自分で育むものである。自分が美しいと思う行動を思い、自分と向き合い、それを育むことを積み重ねた先に醸成される。オンラインかオフラインか、サラリーマンかフリーランスか、そんなことに関係なく大事なことは変わらない。特にリーダーと呼ばれる人たちはそれが強く求められるだろう。日々の研鑽を止めることなく進めていきたいと改めて感じる今日この頃である。